• トイレに流した汚物の行き着く先はどこ?

    新入社員教育の時に、会社の規定で決められているのか知らないけれど、環境についての講習を受けたことがあった。そのときに、「マヨネーズが余ったら、決して流さないで、舐めとってください」と講師が真面目な顔で話していた。なぜならマヨネーズスプーン1杯分を環境に影響ないくらいに希釈してキレイにするためには、風呂桶13杯分の水が必要だからと。マヨネーズ1杯でそこまでの水が必要になるなんて。だけどそれを知らずに下水に流してしまっている人もたくさんいると思う。私もその話を聞いてからは、舐めとりまではしないけれどペーパーで拭き取って捨てるようにしている。

    だけどよく考えたら、下水として流しているのは何もマヨネーズに限った話ではない。トイレの汚物だって、結局は家の敷地内で台所なんかの排水と一緒になって流れていくのだし、汚物こそ垂れ流してしまっては(表現が汚くて申し訳ない!)環境によろしくないのでは?と思ってしまった。トイレに流した汚物の行き着く先はどこなんだろうと調べてみたら、家の前の下水を通って下水処理場に運ばれるということがわかった。そこで微生物なんかを利用してキレイにし、川や海に戻されるのだという。そしてトイレの汚物は、下水場に辿り着く前に溶けてしまうとのこと。それを知ってなんだか安心してしまった。環境のためにトイレまで我慢するのは…ちょっと無理がある。

    一人一人が環境のためにできることをちょっとずつでも行動に移せば、大きな結果になっていくんだろう。大切なのは環境に関心を持つこと、知ること、行動に移すことなのだと思う。

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