• 手洗い付き便器の正しい使い方

    手洗い付きタンクのトイレは、節水の観点から優れた機能といえます。洗面所の蛇口から10秒流しっぱなしにしただけで、約2リットルの水を使用したことになるといわれています。“水”は有限であり貴重な資源でもありますので無駄にしてはいけません。

    手洗い付きタンクのトイレは、便器洗浄に使う水=タンクに溜(た)める水で、手洗いができますので合理的です。またトイレ内での手洗いは、ドアノブなど他の物に触れる前にできますから、衛生面からもタイミング的にも優れているといえるでしょう。

    「手洗カラン」からの水の出が少ない時は、タンク内の「ボールタップ」に原因があると考えられます。「ボールタップ」は、タンクに溜める水の一部を手洗い用に分ける役割をしていますので、水の出る量が少ない場合は、「タンクふた」を開けて確認してください。その際、タンクへ繋がる水道管の「止水栓」は閉めておかないと大変なことになりますので、必ず閉めてください。

    確認し調整しても水量が少ない時は、故障かもしれません。メーカーか水の専門業者に相談してみてください。

    手洗い付きタンクのトイレの優れている部分を台無しにしかねないのが、「手洗カラン・タンクふた」の日頃のお手入れです。便器の汚れは気になりますので掃除をしますが、「手洗カラン・タンクふた」の汚れは見落としがちです。ついつい汚れたままにしていませんか。レバーハンドルや手洗カランは、金属でできていますので、酸化して錆(さび)が発生しやすく不衛生になりがちです。いつまでもトイレを清潔に使用するためには、こまめに掃除をすることが大切です。毎日使うトイレですから、気付いた時にはさっと一拭き、汚れを放置せず「きれい」を持続しましょう。

    備え付けの手拭き用タオルにも気をかけてください。共用していると衛生的に良いとはいえません。ハンドタオルなどを十分用意し、毎回取り替えられるのがベストです。

    Categories: トイレ