• パイプの接続部分の緩んでいく過程

    台所のシンク下のパイプの接続部分が緩んでいるのか、最近シンク下に水が少量貯まるようになってきた。不衛生だし、いつその量が増えるかもわからないので、早急に水道屋さんを呼び、修理をお願いして事なきを得たのだけれど…。普通に使っているだけなのに、どうしてそんなことになるのだろうと不思議だった。確かに今住んでいるマンションは築40年で老朽化が進んでいるので、何がどうなってもおかしくないのかもしれないけれど…。すぐそばにスーパーがあるし、子供たちの友達もたくさん住んでいるし、とても住み心地がいいのでできれば住み続けたいけれど、こんなことがしょっちゅうあるようでは、正直引っ越しも考えてしまう。

    そんな折、子供が学校の宿題だからと鍵盤ハーモニカを持ち帰り、家で練習し始めた。すると練習してすぐ、鍵盤ハーモニカと吹き口の接続部分が緩くなってすぐに取れそうになってしまうと訴えてきた。確認してみると、確かにその部分が緩くなっていて、私の力でしっかりはめても、吹きはじめてしばらくするとまた緩くなってしまうのだ。学校にいるときは数分に一度の割合でその緩くなる部分をはめなおすのだという。ネットで安いものを購入したのがいけなかったのだろうか。結局子供がかわいそうなので、学校指定の高いものを購入しなおすことにした。安かろう悪かろうの買い物をしてしまったと後悔したのだった。

    もしかしたら台所のシンク下のパイプの接続部分が緩んでいく過程も、こんな感じなのかもしれないなと思った。もともと安いマンションなので、パイプも安い物を使っているのかもしれない。鍵盤ハーモニカのように気軽に買い替えられるものではないけれど、これをきっかけに夫と引っ越しについて話合うようになった。マンションも、気軽に買い替えられればいいのに…新しい鍵盤ハーモニカを吹く息子を見ながら、ついついため息が出てしまうのだった。

    Categories: キッチン