• パッキンを劣化させず長持ちさせる使い方

    水道の蛇口からポタポタと水漏れが起きているところをみつけると、ああまたかという気持ちになります。我が家の台所の水道の蛇口に関して言えば、半年に1回程度の割合で修理していることになります。

    最初に水道蛇口の水漏れに気が付いたのはわたしの妻でした。台所などの水回りでは、仮に水漏れが起きていたとしても、そもそも濡れているのが常態であるという思い込みから、案外見落としてしまうものですが、やはり日ごろから台所を「主戦場」としている妻にとってみれば、些細な濡れ方の違いも目に付いたのでしょう。
    水漏れの量自体はたいしたことはなかったのですが、すぐに水道工事の業者さんを呼びました。結果としてはゴムパッキンの劣化ということでした。出張工事費用とわずかな部品代金を払って修理は終わりました。ところがこれで安心と思っていた数ヵ月後には、また同じようなことが起きていたのです。おそらく工事していった業者のゴムパッキンが不良品だったのだろうと考え、今度は自分でホームセンターへ出向いて購入してきたパッキンを取りつけ、水漏れは止まりました。あの水道業者には文句を言いたいところでしたが、重大な事故になったというわけでもないので、今回は多めに見ることにしたのです。

    ところがそれからさらに数ヵ月後、また同じような水漏れが起きてしまったのです。こうなってくると、どうもパッキンが原因ではないという気がしてきました。しかし蛇口を分解してみると、取り出したパッキンには亀裂が生じて、劣化しており、これが水漏れの原因であることは間違いありません。もしもそうであるならば、なにがそんなにも急速に、パッキンを劣化させているのでしょうか。

    思い当たるのは、わたしが蛇口を閉めるときに力いっぱいねじる癖があるということです。以前、水漏れする蛇口が自室にあったため、自然と身についた習慣でしたが、このことがパッキンをいためる原因だったようなのです。